内原特別支援学校のホームページをご覧いただきまして、ありがとうございます。
令和 8 年度4月、内原特別支援学校に着任いたしました校長の阿久津 裕一と申します。茨城県立盲学校から異動してきました。本校には4年前に1年間、教頭として勤務していました。当時は高等部が新設され、児童生徒数、教職員数が増え、新生内原特別支援学校としてスタートした年度でした。新型コロナウイルス感染症の影響による様々な制限がある中、みんなでできることを工夫しながら、学校行事や PTA 活動などを行っていたこと記憶しています。その頃、出会った子どもたちに 4 年を経て再び会うことができました。当時、小学部、中学部だった子たちの成長した姿、そしてあの頃と変わらない輝く笑顔に、「この仕事は何年続けてもうれしいことがあるんだな」と温かいものに心が包み込まれました。この想いを忘れることなく、校長としての職務に邁進していく所存であります。
令和 8 年度は、小学部 101 名、中学部 32 名、高等部 37 名の合計 170 名でスタートしました。その始まりの始業式、入学式の中で、私は、この学校、内原特別支援学校を「好き」になってほしい、ということを子どもたちに話しました。「好き」というのは「大切に思う」「大事にする」ということです。この学校を大事にし、この
学校に関わるすべての人たちを大切に思ってほしいこと、そして、一番は自分自身を「好き」になって、「大切に」してほしいことを願いとして伝えました。
本校は昨年度から児童生徒と教職員だけではなく、保護者を含む地域の方みんなでつくる学校、コミュニティスクールを導入しました。ウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良い状態にあること。短期的な幸福のみならず、生きがいや人生の意義などの将来にわたる持続的な幸福を含む概念)をテーマとし、地域の委員の方々、保護者の皆様、教職員と未来志向の熟議をする機会を設定しました。今年度はその取り組みを引継ぎ、「愛され、大切にされる well-being な学校づくり」をスローガンとしました。「第四期教育振興基本計画」(文部科学省)には、「日本社会に根ざしたウェルビーイングの向上」として、自己肯定感や自己実現などの獲得的な要素と、人とのつながりや利他性、社会貢献意識などの協調的な要素とのバランスを取り入れ、日本社会に根差した「調和と協調」に基づくウェルビーイングを教育を通じて向上させていくことが求められるとされています。先に述べた、学校を好きになって、大切にしてほしい、そして、自分自身を、関わる人たちを大切にしてほしい、という子どもたちへの願いは、本校に関わるすべての方々への願いでもあります。保護者の皆様には、「この学校に入学させてよかった。」と思っていただけるよう、地域の皆様には、「この学校と関わってよかった。」と思っていただけるよう、教職員には「この学校で働けてよかった。」と思ってもらえるよう、努めてまいります。
未来を担う子どもたちが、予測困難な時代を生きる力を身に付けるために、学校、家庭、地域が手を携えて子どもたちを教え育んでいくことが、今こそ必要とされています。便利さと引き換えに、人と人とのつながりが失われつつある現代だからこそ、子どもたちの一番身近にいる大人である私たちが、温かな心でつながり、寄り添うことで、「愛され、大切にされる well-being な学校づくり」から、本校に関わるすべての人の「ほんとうのさいわい」へとつなげていきたいと考えます。
どうぞよろしくお願いいたします。
令和8年 4 月 茨城県立内原特別支援学校長 阿久津 裕一